秋穂で行われるお祭り、伝統行事、イベントを紹介します。
地域住民中心のほのぼのとしたお祭りから、広く中国五県や九州から人が集る賑やかなイベントまでいろいろです。
私は個人的には子ども相撲や剣道大会が行われる素朴で伝統的な祭りが好きですが、人出は年々減っており規模も縮小傾向にあります。
伝統行事といえばなんらかの形で宗教と関わりがあり、色々と難しい問題はあるでしょうが、一つの文化としてなんとか残していけないものかと思います。

実施時期

祭り・イベント名

内容

画像
4月(旧暦3月20日・21日)
お大師まいり
弘法大師の命日にあたる旧暦3月20日・21日は秋穂八十八ケ所巡りの巡礼がとくに多く集ります。
今でもほとんどの札所に老人クラブや婦人会、おまつり組がこの日接待をして巡礼をもてなします。
各札所のしきたりでお餅やお団子、芋、赤飯、ご飯、お菓子を一人一人皿に盛って出します。
巡礼は「奉納四国八十八ケ所、同行二人」と書いた紙札とお賽銭を札所に納めて廻ります。同行二人と書くのは弘法大師と同行する意で、一人で詣でても弘法大師と共にお詣りをしているという意味です。
3月後半ごろ
菜の花まつり
秋穂の宮之旦地区の有志の人たちによる手づくりのおまつりです。
一面に広がる美しい菜の花畑で、ゲームなどの各種のイベントが行われます。
菜の花も摘み放題もあり、大勢の人で賑わいます。
5月前半ごろ
秋穂スポーツ交流フェスタ
年に一度の体育大会が行われます。各部落では区旗をかかげて区長や役員、選手が参加し、住民も部落毎の控え所にテントを張って集り、声援します。
特に部落対抗競技に熱中するので、進行上、五部制にして各部の優勝を競い合います。
各部の最下位になると下位の部の一位と入れ代わるので、部落の体育推進委員は選手の人選に苦労します。いや、ホント、プレッシャーがかかります。
7月23日ごろ
八坂神社祇園社夏祭り
江戸時代には6月7日を永祭日としていましたが、今は新暦7月23日に行われます。
御神幸も行われ、ちょうど学校が夏休みに入ったばかりで、子ども相手の花火や、金魚すくいの店が社前に並びましたが、最近は参拝者が少なくなり、店は出なくなっています。
昔はシャギリの「通り物」が催され、塩田が盛んであった頃は浜主から塩俵が奉納され、社前に山のように積まれたといいます。
8月後半〜9月ごろ
えび狩り世界選手権
活きた車えびを中道の海水浴場の干潟に放し、合図で一斉に手づかみでとるユニークなイベントです。
千数百人が参加する秋穂きってのBIGイベントで、中国五県や、遠くは関東、九州からも参加者が集ります。(一応、海外からの招待選手もいます。)
多い人で数十匹採りますが一匹も採れない人もいます。首まで浸かる覚悟が要ります。
えびは砂の中に隠れていますがあまり深くは潜らないので、広く浅く探すのがポイントです。一所に固まっていることが多いので、一匹見つけたらその周辺をよく探すと見つかります。
9月(旧暦8月15日)
正八幡宮秋季ご神幸祭
正八幡宮のご神幸祭は、かつてはこの地方最大の祭りでした。
秋穂側、二島、名田島の新開作、向山の一部に旦る総氏子が参加し、ご神幸の他に通り物、競馬、相撲、芝居などが催されましたが、現在は剣道とゲートボール大会が行われる程度です。
9月23日ごろ
赤崎神社秋祭り
大海全域の氏子が奉仕して秋祭りが行われます。赤崎神社は海上安全の守護神であると共に、牛馬守護の神として広く崇敬されていました。そうしたことで競馬なども一時盛んに行われました。しかし、馬の数が昭和30年代には急速に減って競馬もできなくなりました。
 
10-11月(旧暦9月9日)
正八幡宮九日(くんち)祭(五穀祭)
正八幡宮で古くから行なわれている神様に米の有り難さを感謝する奇祭です。氏子中を五組に分け、その代表の当屋組が五穀豊穣を祈って神前で饗膳職をつとめます。
頭人が殿様、世話役が家老に扮します。宮入りでは、頭人がかみしも袴姿に刀をさして陣笠をかぶり、その後ろを奇抜な装束の神せん(長持)持ちなどが付き従います。
午後二時三十分に宮入り、午後四時、祭典・頭人の行事と続き、祭典終了後流鏑馬(やぶさめ)行事が行なわれます。

11月前半
あいお祭り
会場はらんらんドームと、おまつり広場に別れ、ドームでは中学生の合唱などの文化発表、おまつり広場では子ども達対象のステージイベントや、JAや漁協など町内の団体による特産品の販売や各種バザー、ゲーム、家が当たる抽選会、餠まきなどが行われます。
11月前半
あいお花火まつり
もとは8月に第一土曜日に行われていましたが、平成9年からあいお祭りの日程にあわせて行われるようになりました。
この時期の花火は珍しく、千数百台用意された駐車場も日暮れ前には満杯になってしまいます。夏にくらべて空気が澄んでおり、花火も綺麗に見え、迫力があると評判です。
申年11月申日
赤崎神社十二の舞鑑賞会
この社には赤崎部落が奉納した代神楽や十二の舞がありました。
十二の舞は12年に一度めぐってくる申(さる)年霜月に奉納されるもので、もとは社人の神楽であり、それを赤崎村が受け継いで来たものです。
しかし、久しく途絶えていたものを十二の舞保存会が赤崎部落にできて、昭和48年に復活しました。
11月後半
浜村杯秋穂ロードレース大会
11月の第三日曜日に郷土の生んだ偉大なランナー浜村秀雄選手の偉業を讃えるロードーレース大会が盛大に行なわれます。
12月後半
秋穂道の駅まつり
12月28日ごろにあいお道の駅においてお正月用品や秋穂の特産品などが即売され、大勢の人で賑わいます。おしるこのサービスも評判。
特別編
平成22年8月14日
行者様1300年記念祭
串山連峰頂上付近にある行者様の1300年記念祭です。行者様は中津江地区の部落社祀で、秋穂地域の中でも古いものの一つです。
50年に一度の大祭で、元禄12年(1699)に1000年祭が行われ、前回は昭和12年(1937)に1250年祭が行われています。
資料や当日の写真などは中津江区さんにご提供いただきました。ありがとうございます。
11月後半
防府天神祭御神幸祭(裸坊祭)
第1000回
御神幸祭は菅原道真公が当地にお立ち寄りになった時に送迎をした事に起因してその儀式を今に伝えています。
一条天皇が寛弘元年(1004)に菅原道真公を祭る防府天満宮に勅使を遣わして以来毎年行なわれています。
西日本屈指の荒祭りとして有名な「防府天神祭御神幸祭」は平成15年に1000回目を迎えました。白装束に身を包んだ5000人の裸坊たちが、本殿から重さ約500kgの網代輿を引き出し、石段を滑り降ろす様は勇壮の一言です。
秋穂のお祭りでは無いですが、山口県を代表するお祭りですので紹介いたします。
平成20年10月4日
中国四十九薬師霊場薬師大祭
熊耳山長徳寺
中国四十九薬師霊場が結集して執り行われる、秋穂では49年に一度の大祭です。
薬師合同法要、紫燈護摩(さいとごま)火渡り法要、塔婆回向、四十九霊場の「お砂踏み道場」などが行われます。
燃え盛る火の中を渡る火渡り法要は圧巻でした。

9月下旬
仁光寺まつり
仁光寺玉三郎一座公演
旧秋穂町地域のおとなりの秋穂二島仁光寺地区の祭りです。
熊野神社秋季大祭の前夜祭として行われる地区の祭りですが、目玉はなんといっても仁光寺公会堂で行われる「仁光寺玉三郎一座」の公演です。
参考資料
ふるさと秋穂の郷土史と史跡 田中 穣 著 秋穂町中央公民館 編集発行
秋穂の民俗 秋穂町中央公民館 編集発行
法境秋穂 田中 穣 著 秋穂町商工会青年部 編集発行
秋穂町役場、秋穂町観光協会などが発行したPRパンフレット等