美東町維新の道-秋吉台-小野湖コース
94.2km
秋穂自宅-秋穂町一般道-山口市秋穂二島一般道-県道61号-県道199号-山口市名田島農道-周防往還自転車道-県道353号-国道9号-小郡町一般道-山口秋吉台公園自転車道-県道28号-国道490号-美東町一般道-国道490号-美東町一般道-県道241号-県道333号-県道32号秋吉台道路-山口秋吉台公園自転車道-国道490号-宇部市一般道-国道2号-山口市深溝一般道-県道25号-山口市秋穂二島塩田跡一般道-秋穂町一般道-秋穂自宅
 秋穂を出発、一般道を通り県道61号に出て南若川を遡る。新栄橋を左折し県道191号に入り、途中で右折して山口市名田島の農道を通る。この道は、開作地に作られた麦畑を貫く様に2km程伸びる気持の良い道で、小郡町方面に行く時は良く通る。
椹野川沿いの周防往還自転車道に合流し、周防往還自転車道の舟倉橋を渡り河川敷に降りる。周防往還自転車道は小郡町の河川敷が終点で、ここからは県道353号を走り椹野川を遡り、国道9号を横切り四十八瀬川沿いにニ本木峠を目指す。途中で山口秋吉台公園自転車道に合流する。この県道28号と四十八瀬川を挟んで並行して走る自転車道は、若干路面が荒れている場所もあるが、木陰の部分も多く傾斜も緩やかなので、小郡、山口方面から秋吉台、萩方面を目指すなら一番走りやすいコースだろう。
麦畑を貫く農道
自転車専用道の舟倉橋
山口秋吉台公園自転車道
 峠手前の最大7%の傾斜を抜けた所で良いタイミングで休憩所が現れるので小休止する。秋穂から約20km地点だ。峠を越えて直線的に下って行く。ほぼ下り切った所に「きららオーガニックライフ」がある。ここは以前美東いちごファームだった所で、レストランやトイレもあるので良い休憩ポイントになるだろう。湯の口の交差点を右折し県道28号を進む。山口秋吉台公園自転車道とはここで別れる。
しばらくは渓流沿いの県道を田園風景を楽しみながらゆっくりと流す。切畑の低い峠を越えて少し走ると綾木地区に入る。植竹交差点を通過するが、ここを左折すると新しい広い道が出来ていて秋吉台の秋芳洞側にはこの道が近道だ。今回は植竹交差点をそのまま直進する。
ニ本木峠の休憩所
きららオーガニックライフ
県道28号を進む
 少し走ると大田川沿いに伸びている遊歩道があり、そちらに入る。この遊歩道と並行して走っている美東町大田地区の国道490号は、かつては船木街道とよばれ北浦(日本海側)と瀬戸内を結ぶ重要な街道で、国道脇に古い道標や今では貴重になった巨大な街道松が今でも残っていて、わずかに往時の名残りを留めている。
川沿いの遊歩道の終点が美東道の駅で、大田地区は道の駅の他にコンビニが2軒程あり、良い補給ポイントになっている。国道490号を渡り、国道と並行している旧道を走る。旧道はレトロな建物や古い商店などが立ち並び交通量も少ないので、落ち着いて町並みを楽しむ事ができる。
大田川沿いの遊歩道
美東道の駅
大田地区の旧道
 旧道の終わりに金麗社がある。美東町大田から絵堂にかけては、萩藩の実権をにぎる幕府恭順派の正規軍と、クーデターを起こした高杉晋作らが率いる改革派の諸隊が雌雄を決した地だ。金麗社はその諸隊の本陣になった所で明治維新発祥の地とも言われている。金麗社を過ぎて橋を渡った所で再び国道490号に合流する。
ゆるやかな峠を登って行くと道路脇に呑水峠激戦跡碑が建っている。ここが大田、絵堂の最後の戦いの場で、ここで改革派の諸隊が勝利した事により長州は維新に向けて一気に前進した。峠の頂上付近で左折し長登銅山跡方面に向かう。
少し走ると長登銅山跡公園に左折する三叉路が出てくる。長登銅山は日本最古の銅山で、古代から昭和時代にかけて大規模な銅の生産が行なわれていた事が分っており、奈良の大仏もここの銅が使われている。時間に余裕があれば、左折して長登銅山跡公園に行ってみるのも良い。
三叉路をそのまま直進し少し行くと道は二股に別れる。絵堂方面へは右側の登りの道を行く。頂上が下の垰(たお)で、下関方面に向かう赤間関街道が分岐しており古い道標が建っている。
絵堂に向けて峠を下って行くが、この道は改革派の諸隊が絵堂に陣を張る正規軍に夜襲をかける為に通った道で、しばし奇兵隊気分を味わう(単純)。
諸隊の本陣になった金麗社
下の垰の分岐
絵堂に向けて下る
 坂を下り切って絵堂地区に入った所に絵堂戦跡記念碑が建っている。ここでの諸隊の奇襲により戦端が開かれた。元治ニ年(1865)一月七日未明の事だった。
歴史の転換点の舞台になった事など今では想像も出来ない小さな絵堂の集落を抜け、のどかな田園風景の中をサファリランド方面を目指す。見通しの良いフラットな県道28号をしばらく走り、宮ノ馬場交差点を左の県道32号方面に進みサファリランド前を通過する。次の信号を左折し県道32号秋吉台カルストロードに入ると道は次第に高度を上げて行く。この道は元は有料道路であり、路肩もほとんど無いので後続の車には神経を使う。
絵堂戦跡記念碑
県道28号を秋吉台方面に走る
サファリランド前を通過
 秋吉台エコミュージアムを過ぎて大正洞入り口前に差しかかった辺りからが秋吉台だ。一つ目の峠を越えて坂を下り切ると石灰岩の丘が目の前に広がる。台地の上部を目指して坂を登って行くと徐々に展望が開け、石灰岩柱が林立し雨水で侵食された地表が海のうねりの様に波打っている独特のカルスト地形を見渡す事ができる。途中車が数台駐車出来るスペースがあり小休止して展望を楽しむ。
頂上の長者ケ森には大きな駐車場があり、ここから秋吉台散策ができる様になっている。ここで昼食をとった後に出発する。長者ケ森を過ぎ、台地の上部をうねりながら伸びる道をしばらく走るとカルスト台地は終わり、後は秋吉台南端の秋芳洞入り口まで一気に下る。
秋芳洞の駐車場脇から山口秋吉台公園自転車道が始まっている。ここまで路肩のない交通量の多い道を走ってきたので、この自転車道はまるで天国の様に感じる。川と田畑に挟まれ、車の気配すらしないのどかな自転車道を秋吉台の名残りを惜しむ様にゆっくりと流す。
秋吉台カルストロード
カルスト台地を見下ろす
自転車専用道を南下
 美東町の十文字の交差点で自転車道を離れて右折し、国道490号を走り小野湖を目指す。小野湖までの国道は良く整備され、路肩も広いので走りやすい。
しばらく走ると小野湖が見えてくる。バスフィッシングを楽しんでいる数艘のボートが見えるが、すぐに道は湖畔を離れる。軽いアップダウンをくり返した後再び湖畔を走る。以前吉敷大峠-小野湖コースを走った時は花香地区で左折して県道230号を通って秋穂へ帰ったが、今回はそのまま花香を通過して臼木地区に入る。道沿いにサルワーレというログハウスのレストランへの上がり口がある。時間があれば一度寄ってみたい店だ。
サルワーレの向こうで国道490号と別れて左折する。山間の集落を抜けて少しずつ高度を上げていくと、峠の頂上にひときわ目立つ巨木が立っている。宇部市の天然記念物の藤河内のモミノキだ。宇部市の樹木の中でも最大級らしい。
国道490号を走り小野湖へ
サルワーレの所で左折
藤河内のモミノキ
 峠を越えて坂を下ると新しい道に合流するので右折する。良く整備された広い道を少し走ると三叉路が出てくるので左折する。
道路脇の丘に茶畠が広がっている風景を鑑賞しつつ茶加工場前を通過し道なりに進むと国道2号の割木松峠に出る。旧山陽道探索で走った場所だ。国道2号を左折して峠を下り県道335号に左折する。少し走って国道2号の下をくぐり、一般道を走って国道190号を渡る。深溝地区の一般道を走り県道25号に出て周防大橋を渡り、塩田跡を抜けて秋穂に戻る。

秋吉台カルストロードは交通量の多いGW期間などに走るのはあまりお勧めできない。(私が走ったのはGW真只中だった…)
平成17年現在、萩小郡地域高規格道路の建設中であり、美東町地域の国道や県道を跨ぐ様に橋脚が並んでいた。しばらくするとこの地域の道の様子もすっかり変わってしまうかもしれない。

割り木松峠方面に左折
茶畑が広がる
周防大橋