旧道探索の愉しみ

 テーマ型スローサイクリングの一つとして、古道、旧街道を探索しながら走る、と言う愉しみ方があります。
ある時仕事用の資料をコピーする為に入った図書館の郷土資料コーナーで「歴史の道調査報告書-山陽道」という本を見つけました。
昭和58年発行のこの本は東は岩国から西は下関まで山口県を横断する旧山陽道(西国街道とも呼ばれています)を詳細に調査しており、巻末には詳しい地図も添付されていました。
発行されてから20年近く経っていますが、現在の地図と照らし合わせてみた所、まだかなりの道が現存している事が分りました。しかし、この先いつまでその道が残っているか分かりません。まだ旧街道の痕跡が残っている内にスローサイクリングを楽しもうと思います。

皆さんものんびりと駕篭か馬に乗ったつもりでレポートを読んでいただければ幸いです。

山陽道(西国街道)
折り畳み自転車でGO!
 古代の山陽道は都と太宰府を結ぶルートとして、また、大陸からの文化を都へ伝える路として重要視され、古代日本唯一の大路として整備、活用されました。中世に一旦衰微しますが、近世になり参勤交代制の確立と共に再び活況を呈し、瀬戸内海航路と並んで各地の特産品の流通を支えるルートとしても、東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道のいわゆる五街道に並ぶ交通路として、重要な役目を果たしました。
また、山口県内の山陽道は、幕末には吉田松陰や高杉晋作などの維新の志士達がある時は遊学の為に、ある時は護送される囚人として、またある時は外国艦隊や幕府軍を迎え撃つ為の軍隊を率いて行き交った維新の道でもありました。そういう点にも注目してみたいと思います。
現在の山陽道は国道2号線や山陽自動車道、JR山陽本線などの開通、発展などで寸断され、なかには荒廃、消滅してしまった場所も見られますが、現役の道がまだ比較的多く残っています。
コースの中にはサイクリングにお薦めの道も沢山ありますが、なかにはとても自転車では走れないような道もあります。時には道ですらない所を通る事もありますが、押したり担いだりしながら、可能な限り古道に忠実に走るつもりです。
幸い、旧山陽道はJR山陽本線と交差しながら伸びていますので、2-3駅間を一区切りとして、折り畳み自転車で輪行(公共の交通機関を使って移動する事)をしながら全行程走破を目指します。各コース共東から西に向かって走っています。
山陽道の立体になっている部分をクリックしてもレポートのページに飛べます。
コースは東から西へ走っています。
走行日
区間
H17.02.12
H17.09.18 玖珂郡玖珂町-下松市久保
H17.11.23 下松市久保-周南市徳山
H18.04.30 周南市徳山-防府市富海
H16.05.05
H16.05.23
H16.09.20
H16.11.23
H20.05.03 下関市小月-赤間関(下関市街地)
参考資料
「歴史の道調査報告書-山陽道」 
山口県教育委員会
山口県
山口県の歴史散歩 山口県の歴史散歩編集委員会 山川出版社
山口吉敷歴史物語 瀬戸内出版
岩国玖珂歴史物語 瀬戸内出版
光地方歴史物語 瀬戸内出版
周南地方歴史物語 瀬戸内出版
松陰と道 県内松陰の足跡を訪ねる (財)山口県教育会 (財)山口県教育会
週刊日本の街道 4  山陽道1 講談社
週刊日本の街道72  山陽道4 講談社
鋳銭司ふるさと尋ねあるき 鋳銭司さとづくり事業推進協議会
絵図でみる防長の町と村 山口県文書館 山口県